「夏までに痩せたいのに、忙しくてなかなか具体的なダイエットができない」
最近、そんな言葉をよく聞きます。
そこで、意外と意識していない、『言葉の力』と『鏡の力』を使って、忙しい中でもダイエット効果を生み出せる方法をご紹介します。
確かに、仕事などで忙しくて時間が取れなければ、トレーニングなどの具体的な方法でのダイエットは難しいかもしれません。付き合いなどで外食の機会が多いような人もなかなか食事制限を徹底することも難しいでしょうし、外的要因が関わってくる場合は、もはや自分だけではどうしようもないことも多いと思います。
しかし、自分自身だけで完結することであれば、それはあなた次第でいくらでもコントロールできると思います。
そこで、まずはトレーニングや食事制限だけがダイエットではないということを意識してみましょう。
つまり、あなたが痩せたいという思いに対して、諦めてさえいなければ、方法はありますし、チャンスはあるのです!
日々の意識で自己実現
人間は常に理想と現実の間で様々な葛藤をしながら生きていると思うのです。
もちろん、そのほとんどは日々の中で無意識的に過ぎていっていて、自覚していることのほうが少ないと思います。
もちろん、ダイエットに関しても、なりたい自分と現実のギャップやコンプレックスなどの様々な悩みがあります。
だからこそ、その様々なイメージを意識するだけでも、脳は体のあらゆる機関に細胞レベルでの指令を出しますから、効果があるはずなのです。
なんだか小難しい感じになってしまうので、簡単に言い換えれば、脳からの指令を自分でコントロールしてしまえばダイエットには効果的なのです。
つまりは、『メンタルコントロール』を簡単にするための具体的な手段として、五感を使いましょうということです。
もちろん個人差はありますが、筆者の場合は、これを習慣化したことで、忙しくてトレーニングなど全くできないタイミングも多い中で、体型や見た目の変化がほとんどなく、現在も10代の頃の体型を維持できていますので、実体験として、少なくともやってみる価値は大いにあるということだけは断言できます。
具体的なやり方としては、特別難しいようなことはなく、誰でも簡単に取り組めることなのです。
五感へのアプローチは効果的
ポイントは【五感を刺激する】ということです。
視覚、嗅覚、聴覚、味覚、触覚と人間には五感がありますが、その中でも今回のやり方としては、『聴覚』、『視覚』が大きな役割を果たしてくれます。
よく、花を育てる時に、水やりなどの手入れをするタイミングで「キレイに咲いて」と声をかけると効果的なんていう話があります。
また、料理を作る時に「美味しくなって」と声をかけると美味しく出来上がるなんていう話もあります。
これを気のせいという人もいると思いますが、あながち間違いではないと思います。
これはダイエットやトレーニングにおいても実は効果があるのです。
意識することは2つです。
・【言葉の力】=『聴覚』
・【鏡の力】=『視覚』
この2つがポイントになります。
言葉の力
これは、簡単にいってしまえば、常にポジティブな言葉を耳に聞かせるということです。
『無理』、『ダメだ』、『緩んだ』、『太った』、などなど、ついついネガティブな言葉が口から出てしまいがちですが、これを耳が聞いていますから、脳は自然とこの言葉に沿った指令を出してしまいます。そして、それが続くと、「自分はダイエットは無理だ」とか「どうせできない」という諦めの思考になってしまうのです。これは自己暗示で一種の催眠ですから、自分の言葉の持つ力を考えると、どんどんと体全体が『諦めの体型』になってしまうのです。
それならば、この真逆を心がければどうでしょうか?
「無理」と言わず、「ここから挑戦」といってみると、脳はその気になります。「ダメだ」と言わず、「成果は小さいけど確実に変化している」と変えてみれば、細胞がそれに反応します。
コミュニケーションにおいても、1つの「ありがとう」で人の心が動くことは珍しくありません。1つの「ごめんね」で新たな絆が生まれることだってあります。
何が言いたいかというと、それだけ【言葉の力】とは大きくてパワーがあるのです。
人の心さえ動かせる力のある言葉を、自分自身に真剣に聞かせてみたらどうなるでしょうか?
あなたの思いを言葉に乗せて自分に聞かせてみてください。
脳が出す指令は、あなたが言葉にした通りに向かいます。
だからこそ、意識的にネガティブな言葉は避けて、ポジティブな言葉に置き換えるように心がけてみましょう。
周りに人がいないタイミングなら、恥ずかしいこともありませんし自分の本音を自分の耳に聞かせてみましょう。
鏡の力
もう1つは【鏡の力】を利用しましょう。
これは、ジムなどに行くとそこら中に鏡が張り巡らされていたりしますが、鏡に映すことで視覚的に意識をさせることができるのです。
ある会社の社長さんは社内のそこら中に鏡を置いて、社員のデスクにも一人一個づつ置くようにしているそうです。その理由は、常に自分の表情を気にするようにという目的のためだそうです。
人間は自分が思っている理想と現実にギャップがあるため、鏡を置くことで、常に現実をみることができ、自分のスキに自分で気がつけるということなのです。
それを意識していると、自然と自分の理想の表情になってきて、社内の雰囲気自体もよくなったというのです。
要は、自分の体を鏡に映すことで、今の自分を正確に知ることができ、同時に理想の自分をイメージすることで、視覚からも脳に刺激がいきます。すると、脳はそれに近づけようとしますから、自然と体全体が無意識的に反応していることになります。
もちろん、それだけでは一気に大きな変化はありませんが、確実に細胞レベルでは反応しているのです。
当然、人前で鏡をジロジロみていたら変なふうに思う人もいると思いますが、自宅など、一人の空間で毎日お風呂上がりなどに、体重ではなく自分の体型をしっかり気してみてください。無意識の連鎖が知らず知らずのうちに、体にいい緊張感をもたらしてくれるはずです。
できれば、鏡の自分と目を合わせて、自分自身に励ましの言葉や褒め言葉などをかけてみると、効果はさらに高くなります。もちろん想像したら「危ない人じゃん!?」と思うかもしれませんが、これを真面目に本気で取り組めば体に変化は出てくるはずです。
まとめ
人間の五感はよくできていて、五感を刺激することで、確実に脳への影響があります。
だからこそ、脳を諦めさせないことが成果につながる一番のポイントだと思います。
真矢みきさんのCMで流行りましたが、『諦めないで!』これはまさにその通りだと言えるでしょう。
仕事でもトレーニングでも同様ですが、常にポジティブな思考でいることができれば、結果は大きく変わってくるはずなのです。
ご紹介した2つの方法は、諦めるくらいならばその前に、ぜひ試してみてほしい方法だと言えるのです。