疲れた時や忙しい時の栄養補給として人気の栄養ドリンクですが、最近ではその中でも『エナジードリンク』が人気です。
エナジードリンクで運動時のテンションアップを狙ってみましょう
スポーツ関連施設の近隣のコンビニなどでは、エナジードリンクの種類や数を豊富に取り揃えているようなところもあります。
一度聞いてみたことがありますが、そういった場所だとエナジードリンクがよく売れるのだそうです。特に20代〜30代の比較的若い世代に人気があるということで、ファッション感覚で、好んで飲む人もいます。
確かにスタイリッシュなデザインは、カラーリングが鮮やかで派手めのスポーツウェアとの相性もよく見栄えがします。そして、なんだかパワーが充電されているような気になってしまうのが不思議です。
しかし、その効果はどんなものなんでしょうか?
海外では事故事例などもありますし、なんとなくで飲むのは少し不安な人も少なくないのかもしれません。
しかし、最近の人気も考えると、きちんとポイントを理解して飲めば、トレーニングや様々な運動時のテンションアップには効果がありそうなのです。
今回は、シンプルにポイントをまとめてエナジードリンクを知ってもらえればと思います。
目次
エナジードリンク活用法
エナジードリンクはここ数年で日本でも爆発的な人気になっています。
もちろん、栄養ドリンクといえば、『ファイト一発』系の茶色い小瓶のスクリューキャップが一般的だと思います。
では、栄養ドリンクとエナジードリンクは何が違うのでしょうか?
栄養ドリンクとエナジードリンクの違い
言葉だけを聞けば、かなり似た印象を受ける『栄養ドリンク』と『エナジードリンク』ですが、「ちょっと今風?な言い方にしているだけでしょ?」
なんて思ったあなたは要注意です!
実は大きな決定的な違いがあるのです。
・栄養ドリンク=医療部外品
・エナジードリンク=炭酸飲料(清涼飲料水)
要は、完全に別の括りのものということになります。
医療部外品は『タウリン』が配合されていますが、エナジードリンクは『タウリン』を使うことができないため、アミノ酸の一種の『アルギニン』が代用されているのです。
これは、分かりやすいポイントなので、気になったドリンクがどちらなのかを判断したい時には、判断ができます。
エナジードリンクの特徴
前述した通り、炭酸飲料のエナジードリンクですが、特徴としては、糖分とカフェインが大量に含まれていることだと思います。
もちろんこれだけ聞けば「ギョッ!?」と思うかもしれませんが、運動時やハードなトレーニング時などの疲労時には体の糖分が不足しがちです。
そのため、糖分を補給することで、疲労を軽減させてくれる効果が期待できるのです。
そして、カフェインが大量に入っていることで、興奮作用が働き、疲労感をマヒさせてくれる効果も期待できるのです。
これを、一概に『良い』、『悪い』での判断はできませんが、わかりやすい特徴と言えます。
そして、基本的には缶タイプのものがほとんどで、パッケージデザインは、各メーカーともかなり派手で、いかにも「元気になりそう!」な感じが満載なのです。
エナジードリンクのメリット
エナジードリンクのメリットとしては、カフェインが集中力を高めてくれる効果が期待できるので、テスト勉強の追い込み時や、期日の迫った仕事で徹夜になってしまう時、ロングドライブ時などの、短期的に集中力を高めたい時には効果的な飲み物だと言えます。
わかりやすく言えば、脳を働かせるエネルギーとなる『糖分』と眠気を覚ましてくれる『カフェイン』が大量に入っていることで、これらの作用が合わさって高い効果が期待できるのです。
これが、一時的に体がパワーアップしているような感覚にさせてくれるのです。
そのため、もちろん運動時やトレーニング時にもパフォーマンスを高めてくれる効果を期待できます。
さらに、エナジードリンクはビタミン類や精力系の成分が含まれているものも多く、疲労回復や筋肉痛の軽減などにも効果的だということも言えます。
そして、見た目のデザインがオシャレでエネルギッシュなイメージがあるので、プラセボ効果も期待でき、まさに、運動時やトレーニング時のテンションアップには適したドリンクだと言えると思います。
ハードなメニューや、マンネリ化してるトレーニングなどの前には効果的なアクセントになるのだと思います。
ここ一番という時に狙って飲むことで、高い効果を実感できると思いますし、そういう場面で飲むものという認識がいいと思います。
エナジードリンクのデメリット
反面、エナジードリンクは、海外では死亡事故も報告されているように、気をつけなければデメリットも大きいのです。
デメリットとしては、『副作用』です。当然、カフェインや糖分が多く含まれていますから、1日に何本も飲んでしまえば体に変調が起きる可能性があります。
また、特にトレーニングや運動習慣のない人が、日常的に継続して飲むこともあまりおすすめできません。
これは、人工甘味料も多く含まれているため、日常的に嗜好品として飲み続けてしまうことで、内臓機能に負担がかかってしまいます。
この部分に関しては、エナジードリンクに限らず、甘いジュース系の炭酸飲料を毎日摂取しすぎると様々な病気の危険が高くなるのと同じことです。
前述した死亡事故の場合は、いずれも、1日に何本も摂取していたりなどの極端な飲み方による、カフェインの多量摂取が原因の一つとして考えられています。
一番気をつけるべきは、カフェイン中毒の危険性を把握しておくことだと思います。
そして、カフェインの多量摂取は心臓への負担が大きくなるので、自分の体調や持病との兼ね合いを考えて飲む必要があるということは理解しておかなければいけません。
つまり、一番のデメリットとしては、エナジードリンクのリスクを把握していないまま飲むということだと思うのです。
ちなみに、現在日本で比較的多く販売されているエナジードリンクのほとんどは、カフェイン量が、100mg〜150mg/1本程度のもので、これは海外版のエナジードリンクに比べると少なく設定されています。
コーヒー1杯とほとんど同水準といえるレベルなので、よほど極端な飲み方をしない限りは、エナジードリンク1本で健康被害がどうのこうのという心配はないでしょう。
良くも悪くも先入観を捨てて、きちんとした理解をしてみることも大切だと思います。
購入しやすいエナジードリンクは?
現在、日本でも多くの種類のエナジードリンクを購入することができますが、大手コンビニなど、比較的どこでも売っていて購入しやすい定番系の商品をご紹介します。
①:レッドブル(Red Bull) カフェイン80mg/1本(250ml)
これは、もはや定番ともいえる世界的にもナンバーワンシェアを誇る超有名ドリンクです。
様々なプロアスリートをスポンサードしており、F1にも参戦しているほど、スポーツシーンでもよく目にします。
味は、レギュラーとカロリーゼロが定番としてラインナップされているところが多く、ブルーエディションなど、限定フレーバーなどもあります。
赤い二頭の牛が印象的で、プルタブにも牛のマークが付いています。
『翼をさずける』というTVCMも目にする機会が多く、コンビニやスーパーなどでも購入できるため、興味がある人は1度飲んでみるのもいいでしょう。
成分的にも、極端な成分や量は入っておらず、普通の炭酸飲料くらいの感覚で飲むことができます。人気も高く、デザインもオシャレなので、ちょっとした差し入れなどでは喜ばれます。
②:モンスター(MONSTER) カフェイン142mg/1本(355ml)
名前からして奇抜な感じですが、現在、二番人気ともいえるのがアメリカ生まれのモンスターです。
特に若い世代からの人気が高く、デザインもインパクトのある爪のマークが印象的です。
フレーバーとしては、緑のエナジー、オレンジのカオス、白のウルトラ、青のアブソリュートとフレーバーによって缶の色が違うので、好みの味を探してみるのも面白いと思います。
基本的な成分はレッドブルとほとんど変わりませんが、高麗人参がプラスされている点は特徴といえると思います。
さらに、筋肉疲労に効果がある、D-リボースが入っているのも特徴で、スポーツやトレーニング時のテンションアップとしては味、デザイン、成分などのトータル的に見てかなり適していると思います。
③:バーン(BURN)カフェイン96mg/1本(300ml)
こちらは、コカコーラ社が発売しているオリジナルのエナジードリンクです。
基本的なベースはほぼ同様ながら、こちらは、BCAAやマカなどを配合してサプリメント的な要素もあることが特徴といえます。
味も、フルーティでさらっとしていて女性などでも飲みやすいテイストになっているので、入門編としてはいいと思います。
馴染みのあるコカコーラが出していることも安心感がありますね。
まとめ
エナジードリンクは、ここぞという時に1本注入する程度であれば、体にもそこまで目立った害があるようなものではないということになります。
そして、スポーツ時やハードな場面での栄養補給という意味では理にかなったものであるともいえると思います。
そして、そのビジュアルやプロモーションによるプラセボ効果にも期待ができることを考えると、トレーニング時にテンションアップを狙って補給するには適した飲み物ということができると思います。
もちろん、自分の体調と相談して、過剰摂取や中毒にはくれぐれも気をつけて、効果的なアクセントとして活用してみることはアリだと思います。