夏本番が近くなってくると、いよいよ様々なスポーツイベントも盛り沢山になってきます。
ゴルフ、釣り、マラソン、トライアスロン、トレイルラン、マウンテンバイク、陸上競技etc…と、屋外での太陽の日差しを受けて行う種目が沢山あります。
そこで、今回は、スポーツ中でも安心して着けられる『サングラス』をご紹介します。
多くのアスリートや競技者からすれば、せっかくの本番は天候に恵まれるに越したことはありません。もちろん、汗もかきますし、気温が上がりハードな条件での戦いもあると思います。
よく、スポーツ選手などでも競技中にサングラスをかけている人がいますが、これは、ただのファッションではなくちゃんと意味があるのです。
目次
スポーツ中のサングラスは重要なアイテム
結論から言ってしまえば、激しくボディコンタクトがあるようなラグビーやサッカーのような競技以外ではサングラスは常に必要だと考えた方がいいでしょう。
今や、高校野球でもサングラスの着用はルール上OKになっています。
熱中症対策の水分補給や、日射病対策のキャップなどの対策は万全にしますが、意外とうっかりしやすいのが『眼』の保護です。強い日差しの照り返しは目にダメージを与えます。
よく、冬場にスキー場で、晴れた日にゴーグルやサングラスをしないでいると、後で目が痛くなる『雪目』と呼ばれる症状がおきますが、夏場の照り返しでも同じことが起きるのです。
日差しが強い日は、紫外線も強いため、ずっと紫外線を浴びながらの競技になってしまいます。この紫外線は眼や皮膚などに悪影響で、長時間浴び続けることはよくないとされています。上記の『雪目』はまさにこの紫外線が原因なのです。
日焼け止めなどで皮膚はケアしても、意外と眼はおろそかにしてしまいがちです。しかも、照り返しにより強い反射で、眼はダメージを受け続けることになります。
そのため、眼の保護を考えれば『サングラス』は必須と言えるのです。
しかし、体を動かすことを前提に考えると、サングラスでも何でもいいというわけにはいきません。
なぜなら、サイズがあっていなければ、ズレてきてしまい集中を妨げることになり、気が散ってしまいパフォーマンスも落ちてしまいます。
さらに屋外競技の場合は砂ぼこりなどが目に入るなどでもコンディションは影響されてしまいます。
そして、汗も大量にかきますから、曇ってきてしまい視界が遮られてしまうこともあります。こうなってしまっては、危険も出てきますし、外さざるを得ません。
これでは、眼を保護するためのサングラスとして機能しなくなってしまうこともあり、多くの人がこのような経験をしたことがあると思います。
本来なら、サングラスによって日差しも緩和されることで集中力も高められますし、目線がブレないことで、体の軸を一定に保てることで力も発揮しやすくなります。
目元を隠せることで、周りからの視線も気にならずに、自分のリズムやペースを安定して継続できるなどメリットも多いはずなのです。
サングラスにこだわって結果にこだわる
『ズレる、曇る』のストレスから解放してくれて、自分の目をしっかり保護して、尚且つパフォーマンスを高めるための集中のサポートをしてくれる。そんな競技者のわがままを叶えてくれるサングラスを、適正ごとにまとめてみました。
今まであまりサングラスに馴染みがないという人でも、ぜひ参考にしてあなたの条件に適したサングラスを選んでみて下さい。
レンズタイプは?
レンズタイプも機能性が優秀なものが様々ありますが、基本的にはスポーツをするということを前提に以下のポイントを押さえておきましょう。
『調光レンズ』や『偏光レンズ』は必須
全般に必須なのが、紫外線の量で濃さを調整してくれる『調光タイプ』や、照り返しや乱反射を抑えてくれる『偏光タイプ』になります。これは視界を安定して確保してくれることに重要な役目を果たしてくれるので、大前提としてここは押さえておきましょう。
曇り止め効果『ベンチレーションレンズ』
汗をかいてくるとレンズが曇るトラブルが起きます。そこで『ベンチレーションレンズ』という曇り止め加工が施されているタイプのものがあるので、選択できるのであれば、必ず選ぶことをおすすめします。
レンズが割れにくいタイプの『ポリカーボネート製』
スポーツシーンにおいては不慮の事故というのも想定しておく必要があります。大げさではなく、パフォーマンス中は転倒一つでも大事故や大ケガに繋がることもあります。他者との接触やバランスを崩した場合は顔から転倒する危険もあります。
そんな時には、レンズが割れないことで、レンズが割れた破片などによるケガを防ぐことができます。
レンズの色は?
実は、様々あるレンズの色にも意味があり、競技種目や天候に合わせてそれぞれ適した色があるのです。
オレンジ、ピンク系
室内競技や曇りの日などには、オレンジやピンク系のレンズを使うことで、光量を増やしてくれるので、視界を確保しやすくなり、見やすくなるのでパフォーマンスに集中しやすくなります。
ブルー、グリーン系
テニス、野球、サーフィンなど、太陽の直射が眼に入る場面が多い場合は、ブルーやグリーン系の濃い色のレンズで直射日光の対策をしましょう。同時に照り返しも強いことが多いので、照り返しによる眼のダメージも軽減できます。
ブラウン、ブラック系
ゴルフ、マラソンなどの場合は、ブラウン系のレンズを使うことで、シャープな視界になるので、芝目が見えやすくなったり、マラソンなどでは路上の起伏が見えやすくなるなど、より集中しやすくなります。
色の濃さは?
各色の特性を把握した上で、濃さは、天候や競技環境、種目によって使い分けることができるのがベストだと思います。
同時に、自分のフィーリングもあるので、その時の見え方によって数種類用意しておくか、レンズを変えれるタイプで何枚か準備しておくことをおすすめします。
どちらがいいのかではなく、『どちらも必要な場面がある』と考えておいた方が正解だと思います。
サイズや形状は?
もちろん自分にあったサイズ感と、競技種目に合わせた形状はなんとなくのイメージだけでも理解しておきましょう。
フィット感を重視
一番重要なことですが、自分の顔の形状にきちんとフィットしているということには、特に慎重になりましょう。
これは理屈というよりは、フィーリングが大切になります。
ブランドやモデルによってもサイズ感が違うので、自分に合ったものを選べるかが重要です。
しかし、1度フィットする形を見つけてしまえば、ファッションサングラスと違って、その後は同じブランドや型番で選びやすくなるので、ネットなどで購入しても失敗することはあまりないでしょう。
顔の形に沿って曲線になっているタイプを選ぶと、比較的しっかりとしたフィット感を実感できます。
『ハーフリムタイプ』と『フルフレームタイプ』
・ゴルフや野球などの、目線が上下することが多い場合は、
『ハーフリムタイプ』を選びましょう。
ハーフリムはレンズの下側のフレームが無いタイプで、下を見た時にレンズのフレームが視界に入って邪魔になることがないので、目線の上下動が多い競技の場合は、集中力の妨げになることがありません。
・マラソンや自転車競技などの、長時間一定の目線を保つような場合は、
『フルフレームタイプ』をおすすめします。
フルフレームはレンズ周りをフレームで囲ってあるタイプで、眼全体をしっかりフィットして保護してくれることで、隙間から砂ぼこりなどが目に入ることを防げます。
目線が乱れることで体の軸がブレてロスにつながるような場合は、しっかり眼を保護することで、集中して高いパフォーマンスを維持できるでしょう。
オススメブランドは?
サングラスやアイウェアに強いブランドを選ぶと、その機能性を十分に実感できることでしょう。「餅は餅屋」という言葉がありますが、専門性の高いブランドは、その細かいこだわりと確かな品質により、パフォーマンスを上げてくれることが期待できます。
特に、一番重要なUVカットという点ではブランドサングラスは高い水準の品質を誇っているので、安心して使うことができます。
オークリー
多くの有名アスリートも愛用しており、スポーツサングラスの代名詞的な存在になりつつあるのが、超がつく有名ブランド『オークリー』です。
人気の高い『レーダー』や、日本人向きな『フラックジャケット』をはじめ様々なモデルがあり、考え抜かれた高性能なモデルが豊富です。
レンズバリエーションが豊富なのが特徴と言えます。
レンズの性能で考えると、ウィンタスポーツシーンでも多くのトッププロが愛用しており、幅広く対応できるだけの高性能を実現していると言えるでしょう。
日本でも抜群の知名度を誇り、ファンも多いことから、日本人でも違和感なく使えることが証明されています。
ファッションアイテムとしても注目されるようなスタイリッシュなデザインが多いのも魅力なので、見た目で選んでもハズレなし!と言えるブランドだと思います。
ゼロアールエイチプラス
イタリアブランドの『ゼロエイチアールプラス』は、日本仕様は日本向けに作られていることで、つけ心地も快適で、ノーズパッドが3次元構造のため、無段階で調節ができるという機能性も備えています。
フレームの復元力も高く、柔軟性に優れています。
指で簡単に曲がってしまうほど柔軟な『NXTソフトレンズ』は、ゼロアールエイチプラスだけの専売特許です。これにより、レンズが割れる心配は皆無と言っても過言ではないでしょう。
超軽量素材やアルミ合金などを使用して、軽さを追求しており、水に浮くモデルまであるというレベルを誇り、まさに最軽量クラスと言えます。
少し人と違ったテイストを求める人や、マテリアルへのこだわりが強い人には、面白いブランドだと思います。
ルディプロジェクト
『ルディプロジェクト』も、イタリアブランドですが、スポーツサングラスとして高い人気を誇ります。
『インパクトX』という、柔軟性を持ちながらも割れにくく傷がつきにくいレンズを採用しており、調光、偏光を可能にする光学性能を併せ持っています。
また、サイズ調整も比較的に自由度が高く、日本人でも安定したフィット感を実現できるのも魅力です。
また、メガネをかけたままでも装着できる跳ね上げタイプもあるので、メガネをかけている人にとってはかなり扱いやすいブランドだと言えます。
デザイン性も高く、スタイリッシュな印象なので、一つは持っておきたいブランドです。
スワンズ
日本人の、日本人のためのブランドといえば『スワンズ』です。
何よりも一番の魅力は、完全に日本ブランドということです。アイウェアは有名ブランドはほとんどが海外ブランドということで、日本人の場合は自分の顔に合うかどうか?という心配が付いて回ります。
しかし、スワンズの場合は基本が日本人向けということで、パッとつけた時の違和感がほとんどないのが明らかなのです。
もちろん性能的にも海外ブランドに劣ることはなく、軽量化もされており、長時間かけてもほとんどストレスを感じることはありません。
レンズも大きめの作りのため、視界全体をしっかりカバーしてくれるモデルが多いのも特徴です。
サングラスにあまりなじみのない人の場合は、スワンズからつけてみることで違和感なくなれることができると思いますので、個人的にはおすすめします。
まとめ
ファッションにおけるサングラスは機能性よりもデザインが重視されます。
その比率を感覚的に考えてみると、機能性:デザイン性は1:9というレベルだと思いますが、スポーツにおけるサングラスの場合はほぼ真逆で9:1くらいで考えて選ぶことがベストのような気がします。
特にUVカットは絶対条件になります!
ただ、やっぱりカッコよさも求めてしまうのが人間の性なのです。
しかし、現在は、デザイン性も非常に優秀なものが多く、9:1で選んでも十分カッコイイものをチョイスできるのです。
だからこそ、安心して、デザインで選んでいくことができるのです。
スポーツをしている場面で機能してくれてこそ、カッコイイサングラスと言えると思います。
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