毎年恒例ですが、夏になると、プロスポーツ以上に注目を集めるのが、『高校野球』です。
いわゆる『夏の甲子園』と呼ばれる夏の風物詩です。
普段はプロ野球などに興味がないという人でも、高校野球だけは毎年チェックしている人も多く、毎年この時期になると、学校や職場などでも何かと話題になることも多いと思います。
そこで、詳しくない人でも高校野球を楽しめるポイントをご紹介します。
高校野球は、他の高校生の部活の大会と同様の位置付けにも関わらず、一般的な認知度がものすごく高く、プロのメジャースポーツに並ぶ人気があります。
長年のファンも多く、広い世代に愛されている競技で、高校野球マニアと言われるような熱狂的なファンまで入ることが、高い人気につながっています。
しかし、そういった詳しい人だけしか楽しめないのかというと、そうではないのが高校野球の魅力の一つだと思うのです。
誰でも高校野球を楽しめるポイント
野球のルールやチームなどを全く知らない人でも、見ていて楽しめたり、興味を持てるようなポイントを以下にまとめてみました。
将来のスター候補探し
甲子園に出る高校球児の中には、その後のプロ野球のスターになるような選手もたくさんいます。
現役メジャーリーガーのイチロー選手、田中将大選手、ダルビッシュ有選手、前田健太選手なども甲子園で注目を集め、その後プロ入りしました。
ピッチャーの場合:最高球速が140km以上で、1試合で10三振以上
バッターの場合:打順の1番、3番、4番で、高校通算本塁打20本以上
以上の条件を満たしている選手は、プロ注目選手などと紹介される場合が多く、高校卒業後そのままプロ野球入りするか、大学や社会人などを経て、プロ野球入りする可能性が高い選手といえます。
何年か後かには、プロ野球の人気選手に化けている可能性がある『ダイヤの原石』といえるでしょう。
まさに、宝探し感覚で見てみることで、あなたの先見の眼を試せますよ。
イケメン選手探し
高校球児には、恵まれた体格の選手も多く、日々のハードなトレーニングによって鍛え抜かれた肉体は、体脂肪率も一桁台に仕上げられていたりします。
特に、最近では、ビジュアル的にもカッコいい『イケメン選手』も多くいます。
ユニフォームの着こなしや、スタイルの良さに注目してみるだけでも、目につく選手は多くなってきている印象です。
どちらかというと、女性にオススメな見方ですが、野球に詳しくなくても、野球中継などは選手の顔がアップになることも多いため、お気に入りの選手を見つけて、その選手の学校を応援してみるといった楽しみ方もありだと思います。
また、イケメンではなくても、その後芸能界に進んで有名になる選手もいるので、甲子園はもちろんですが、あなたがなにげなく見た地方予選に出場している選手の中にも、将来のスターや有名人がいる可能性があるのです。
選手や学校のドラマやストーリー
高校野球は、演出も凝っているものが多く、例えば、『部員10人の挑戦』や、『100年の歴史に幕、最後の夏』などのキャッチフレーズで、様々な選手や学校のヒストリー的な紹介や、エピソードがあったりするのも楽しみの一つだと思います。
大会前のドキュメントがあったり、1人の3年生に密着していたりといった企画もテレビ放映されたりと、それぞれの小さなドラマにも胸を打たれることがあります。
最近は、女子マネージャーにスポットを当てて見たりと、決して男子だけのスポ根的なものばかりではないので、単純に野球を知らなくても、そのストーリーを楽しめると思います。
テレビ朝日の【熱闘甲子園】は、この季節の一番生々しい『ドラマ』だと思います。
有名私立高校VS無名公立校
甲子園に出場できるのは、各地方大会を勝ち抜いた代表校のみです。
北海道と東京は2校ですが、他は各県1校しか出場できないため、強豪と呼ばれる有名私立校も無名の公立校も同じトーナメントで戦うのです。
地方予選でも、甲子園大会でも、共通しているのが、ちょっとした流れから有名私立校が無名の公立校に負けることもあるのが見どころです。
プロと違って、メンタル面では未熟な部分のある高校生ですから、負ければ即引退というプレッシャーや、注目されている大会という意識から、緊張で普段通りにプレーできない選手もいるため、思いもよらない番狂わせや、意外な快進撃が起こることが毎年のようにあります。
部員10名の公立校が、部員100名を越す強豪私立校に勝つ姿は、『スカッ』とした気分になりますよ!
たった一つのミスやエラーで、試合の流れや勝負の行方が一気に傾き、決して予想通りの結果にならないことが、高校野球の人気ともいえると思います。
まとめ
細かいデータや記録を気にする、玄人的な楽しみもありますが、興味本位で観てみても、楽しめる要素が多いのが高校野球の魅力だと思います。
そして、目標に向かってストイックに努力を積み重ねてきたからこその、『笑顔』と『涙』が入り混じる姿は、本当に美しく輝いて見えます。
『負けたら終わり』というトーナメントで、一つのボールを全員で必死に追いかける姿には、とても勇気やパワーをもらえて、『言い訳せずに全力を出しきる』という大切なことを毎年教えてもらうことができます。
自分の母校を気にしてみるもよし、お近くの球場に足を運んでみるもよし、高校野球好きの人はもちろん、今まであまり興味がなかった人でも、今回ご紹介したようなちょっとしたポイントを気にしてみるだけで、高校野球の楽しみ方は増えると思いますよ。
今年の夏は、高校野球に注目してみましょう。