毎日忙しく働いている人の多くは、様々な不満や不安を抱えていると思います。
些細なことから大きなことまで、人それぞれに悩みは違います。
もちろん、悩んでいるからといって仕事は待ってくれません。
そうなると、行き詰まってきて毎日追い込まれるような感覚の人もいると思います。
残酷なようですが、解決策は自分の中にしかなかったりします。
そこで、行き詰まっている時こそトレーニングをしてみましょう。
今回は、行き詰まっている時にトレーニングが効果的な理由をご紹介します。
人間は誰もが自分の尺度があります。
『できる』とか『できない』とか、自分の限界を自分で決めているのです。
それは、当然一人一人違うので、自分の尺度と他人の尺度が違うのは、本来当たり前のことなのです。
しかし、仕事などの場合は、上司の尺度を押し付けられたり、先輩の尺度で振り回されたりなども多く、自分を見失いそうになることがあると思います。
ストレスで押し潰されて身体を壊すことさえ、決して人ごとではないのです。
だからこそ、あなたは自分を守る必要があるのです。
もちろん、体も心も疲れきっている状態でトレーニングはしんどいと思うかもしれません。
しかし、トレーニングと仕事は共通点が多いのです。
そして、仕事は一人じゃできなかったり、一人で決められない場面も多いと思いますが、トレーニングならば、一人でできて、自分一人で全てを決めることができるのです。
だからこそ、トレーニングをすることで、自分自身のマインドアップをして、行き詰まっている状況を変えていくことができると思います。
トレーニングに学ぶマインドアップが成功の鍵
トレーニングは体を鍛えることや、体型をコントロールするために効果的ですが、同時に、心を鍛えたり、心を調整するのにも効果的なのです。
特に、仕事との共通点が多いので、トレーニングに打ち込むことで、自然と仕事につながるマインドが強化できるのです。
トレーニングから学ぶことに成功のヒントがあるといえるのです。
自分で実感できることだからこそ、そのまま自分の力に変えることができるのです。
そこで、仕事につながる共通点を理解した上でトレーニングをしてみましょう。
以下の4つのポイントを意識することで、マインドアップにつながります。
目標の大切さ
トレーニングで、目標をどれだけしっかりと明確にできているかで、得られる結果には大きな差が出てきます。これは、仕事でも全く同じことが言えると思います。
例えば、上司から言われてなんとなくやる仕事と、自分から積極的に取り組む仕事では、成果が全く違うものになるでしょう。
これは、トレーニングだと、「痩せればいいな」と思って走るのと、「絶対3kg痩せよう」と思って走るのでは、成果が違ってくるのと同じことだと思います。
つまり、仕事でも、目標を自分でどれだけ明確にできるかどうかで、自分に返ってくる結果は大きく変わるということになるのです。
自分と向き合う大変さ
仕事の場合、様々な外的要因も関わってくるため、自分の意思や判断などが反映されない場面が多かったりすることで、イヤでもなんでもやらざるを得ないことが多々あります。
しかし、結果に対しては、責任が付いて回るため、反省をして、一つ一つ自分と向き合う必要がありますが、結果には様々な要因が重なっているため、いい結果に過信もできれば、悪い結果には言い訳もできてしまうのです。
トレーニングの場合も、自分で決めて、自分で取り組むものなので、全てが自分に返ってきます。
ところが、トレーニングの場合は、外的要因によって左右されることはほぼないといえます。
つまり、やるもやらないも自分次第なので、サボったら効果が出ないので自分でよく分かりますし、原因も明確です。この結果には、言い訳もできなければ、自分の不甲斐なさを痛感することしかできません。
例えば、しんどい場面で、やめようと思えばやめられるところを、「あと1回」や、「あと1km」と、弱い自分と真っ向から向き合って取り組むことで、自分自身と常に向き合いながら、自分の限界や、今の自分の力を知ることができます。
これによって、今の自分に何が必要で、そのためにどうするべきかということが見えてくることで、前述した目標を明確にすることができるのです。
仕事では、なかなか自分の力を冷静に見極めることは難しかったりしてしまいます。これは、見栄やプライドが邪魔をしてしまい、ミスや失敗や自分の弱点を認めたくない自分がいることで、葛藤があることが原因だと思います。
つまり、トレーニングをすることで、自分と向き合うことの大変さを実感することで、仕事においても、自分と向き合うという意識付けが習慣化できてくると思います。
プロセスの重要性
仕事でも、トレーニングでも結果オーライのことは多々あると思います。
しかし、前述したような明確な目標を実現させようと思えば、結果オーライでは出たとこ勝負の運任せになってしまいます。
これでは、求める成果に対しての根拠を見失ってしまい、取り組み方も手探りで不安定なものになってしまうでしょう。
そうならないためには、プロセスを意識することが重要だと思います。
仕事においても、目標に対して、何をどうやるのかは、結果を左右する大きな要因になると思います。
例えば、同じ目標だとしても、細かく手順から時系列までを段階的に計画してから実行するのと、やみくもに思いつきで断片的に行動するのでは、結果が全く違うものになり、プロセスを細分化することで、システム化も可能になります。
例えば、トレーニングの場合、目標を明確にすればするほど、実現のためのプロセスは不可欠なものになります。これは、仕事においても同じですから、トレーニングにおいて、目標を明確にすればするほど、プロセスへの意識が高くなるといえるでしょう。
結果から得る自信の強み
仕事において行き詰まっている場合、結果を求めて焦り気味になったり、力んでしまって空回りしてしまうことがあると思います。しかし、仕事における結果とは、必ずしも常にわかりやすいとは限りません。
例えば、数人でチームを組んで1つのプロジェクトなどに取り組んだ場合、いい結果が出たとしても、自分の明確な貢献度などの成果というのはわかりにくかったりします。
さらには、自分の手応えとしての結果と、評価としての結果に誤差があったりする場合など、なかなか自分の本当に納得できる形での結果を出すことは、難しいことも多かったりするのです。
しかし、トレーニングならば、自分がやった分は自分の体に結果として表れますから、実感としても、確実な手応えがあります。これが、成功体験としての実績になり、自分の自信へと変わります。
この自信の根拠こそが、前述したプロセスということになります。
根拠のある自信ほど強いものはありません。
トレーニングにおいて、結果を実感することで、自信が一つ、また一つと積み重なっていくことで、この自信は仕事においても、自分の自信として、取り組みや姿勢に表れてくるはずです。
過信ではなく、地道に自分で積み上げた自信は、仕事をする上で、ブレたり、流されたりすることなく、自分自身の強い芯になるのです。
この芯を持って取り組めることが強さになり、余計なしがらみなどには、左右されなくなってくるのです。
つまり、トレーニングをすることで、自分の自信を積み上げていくことができ、仕事にもいい影響が期待できるのです。
まとめ
仕事においては、一切の言い訳は認められず、結果が全てというのが、どこの世界でも共通している点だと思います。
誰かのせいにしてみたり、責任の所在をたらい回しにしたところで、現実の結果は変わりません。
だとすれば、1つの結果に対して、どうすればさらに良くできるか、または、どのように反省点を改善するべきか、などといった建設的な思考で物事を捉えていく必要があるように感じます。
上記の4つのポイントを意識してトレーニングをすることで、自然とマインドアップにつながることで、問題に対して、『何がいけないのか』という思考から、『どうすれば良くできるのか』というポジティブなマインドに変わります。
トレーニングの効果としては、自然と好循環の思考になることで、目標にこだわって、自分と向き合い、プロセスを徹底して結果にこだわる。という姿勢になります。
これが、行き詰まっている状況を打破するパワーになるのです。
トレーニングをすることで、心のパワーもつけることができるので、行き詰まっている人はトレーニングを取り入れてみることをオススメします。